君を肯定する為に、全てを否定しよう
喉の痛みと、胃の痛みが再発した。
喉に関しては次の日には治るだろう、を繰り返して2.3週間。マジで1日も治らなかった。咳が酷すぎて眠れない毎日だった。しんどかった。仕事でのプレッシャーで胃が毎日痛んでいた。何をどうすればいいかわからなさすぎて仕事も何もしたくなかった。人と連絡も取りたくなくて、ずっと気づかれないように下を向いていた。胃が痛いことを訴えると嫌味ったらしく毎日毎日、今日は痛くないのとか、わたしはわたしを犠牲にしてまで頑張りたくない。もう嫌だ、そう思った時に大好きなバンドのボーカルが伝えてくれた言葉が頭に浮かんだ。
「前向きたくなるまで下向いてればいいと思う
自分のことをなによりも大切にしてほしい」
ゆっくり一緒に進んでいこう、と。下向いていいいんだと気がついた。無理にキャパオーバーになるまで詰め込む必要なんてこれっぽっちもなかった。自分のエゴでしかなかった。辛さが溢れてしまったら元も子もない。胃に穴空くよりも全然仕事休んだほうがよくない?永遠にガラガラの声で仕事するより仕事休んで治したほうがよくない?この考えになるまで長かったなあ。彼はわたしのスーパーヒーローだ。そっと受け止めてくれて、この記事のタイトルの君を肯定する為に、全てを否定しようというのは彼の新曲のドゥームズデイというワンフレーズ。
わたしを肯定する為に、全てを否定してくれた。
11月から東京に引っ越す。今の今までずっと後ろ髪を引かれ悩んでいた。この曲を聴いて、最後の一押しをしてもらった。この人に、ありがとうと伝える為に、行かなきゃいけないと思った。沢山救ってくれたこの人に、目を見て、ありがとうと伝えたい。全てを捨てるわけではない、思い出は静かにしまっていくだけ。帰省するときはタイムカプセルのように全て背負うよ。その度にしまって、背負って。忘れたくないのに忘れようとすることに意味がないことを知ったよ。
静かに雨が降っている深夜25時半。バルコニーでタバコを吸うことが心地良い。おやすみ。