はぐれた恋はずっとマイゴのまま

思ったことを、つらつらと

早くしないと 気が変わる前に

週に3回、必ず友達の家へ泊まりに行く。泊まる気はないけど服貸す?って言われるからノリで泊まっていく。あっちは作業があるから一緒にいる時間はそんなに会話はない。けど前回も書いたように変な安心感があるから心地いい。自分の家のようにくつろいでるから。次来るときの夜ご飯は肉じゃが食べたいなぁと言うと俺も今日おんなじ事思ってた、って言われて久しぶりに何故かきゅんとした。肉じゃがを食べたい気持ちを抑えつつやはりしゃぶしゃぶ食べに行こうとしたけれど時間がなかったためそのまま焼き鳥を食べにフラッとお店に入りハイボールを流し込んだ。会話がなくても気まずくない。お腹いっぱい焼き鳥を食べてコンビニへ行ってタバコを買って帰る。すぐに歯を磨き布団に潜り込むもお互いじゃれ合わなければ寝られないもので、毎回意味わからないぐらいじゃれあってそのまま知らないうちに寝ている。2人してお昼に目が覚めてじゃんけんで買った方がごはんを作る。もう行かなきゃ、もう行くの、これがお決まりになっていて後ろ髪を引かれながら家を出る。おじゃましましたではなく、行ってきます、行ってらっしゃい、それが少しだけ嬉しい。けれど彼はどんどん遠くなっていって知らない彼が多い。けれどみんなが知らない時の彼を知ってることが優越感。知らないでしょ、あんなにかっこよくギター弾くのに、昔は棒立ちだったこと。知らないでしょ、わたしが昔あげた眼鏡をまだ大切に持っていること。知らないでしょ、彼がわたしに気持ちを許してること。

 

ほんの少しの優越感、ほんの少しのやるせなさ。わたしが遠くに行く直前に、気がつきたくなかった。