はぐれた恋はずっとマイゴのまま

思ったことを、つらつらと

でも変わったのも 結局のところはさ、僕だったんだね

夏が終わった。朝になるとほんの少し、冬の匂いがして、夜になると肌寒くて、眠る時は薄っぺらい1枚の掛け布団じゃ物足りない。夏が終わった。今年の夏は色々な出会いがあった。暑いと呟きながらポケットにはタバコと現金をそのまま突っ込んで、スケートボード片手にコンビニへ行ったり、火事があったり、素敵なバンドと運命的な出会いを何度もした。言ってしまえば、はるか昔にライブハウスに入る緊張感を思い出した。自分に不釣り合いなライブハウス。正直ライブハウスに向かう足取りはどこか重くて、けれど入ってしまえばあとはこっちのもの。好きなバンド以外にも、沢山のバンドと出会えた。沢山救われた。沢山泣いたし笑ったし、沢山の感情を引き出した夏だった。

 

引き出したままで、しまいきれない感情はポロポロと落ちていくばかりで、沢山ありすぎて拾いきれない。好きなバンドマンが言ってた。捨てた物を拾うのはもっともっと難しい、って。それを実感した夏だった。秋が近づくにつれて、少しだけやるせなくなる。肌寒くなった風のせいか否か。

 

わかってんだろうな、全部。何故こんなにもやるせないのか。それに向き合わない自分は果たして悪なのか。それともそのまま向き合える時まで知らないフリをするのが善なのか。なにが良くて、なにが悪いのか。頭悪いからわかんねぇよ。わかってるのに、わかんねぇよ。前から横から後ろから説教する奴、全員いらねぇよ。わたしの人生はわたしのものだ。お前らに、関係ねぇよ。留まることが正解なのか、進むことが正解なのか、はっきり教えてくれよ。わたしじゃない他人がわたしの感情を掻き乱すのはやめろ。息が詰まって、苦しくなって、どうしようもなくなって、落とさないように、これでもかと抱き締めてきた感情を、落とさないで。もう一度言ってやる。わたしの人生は、誰のものでもないわたしの人生だ。見てろ、今にてめぇら全員ぶっ殺してやるよ。

 

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あわよくば全て奪い去ってくれ

推しが誰とどこで会おうがセックスしようがわたしには関係ない、と思う。連絡先を知ってるから会ったからそんな些細なことでマウント取る奴なんてしょうもないしダサいし興味もない。ある意味、悪い意味でお花畑なんだろう。ただ本人にその呟きを拾われて手のひら返しするように返信するのはお門違いでは?とも思う。まぁどっちにしろわたし自身には関係ないけれども、それで推しが悲しむのは少し違う。自分のエゴで人を傷つけた、それは果たして推しが悪いのか、マウント取る女が悪いのか。どっちもどっちなのかな。わっかんねぇ〜〜。高望みなんてするものじゃないね。何においても。

 

季節が移り変わるように、何故人の感情はいとも簡単に移り変わってしまうのか。永遠なんて、ずっとなんて、この先なんて、信じてないけど信じたいよね。出来ることならば永遠に続けばいいのにって思うよね。崩れた時、その感情は虚しさに変わることは何度も経験してきた。だからこそ人のことを信じたくないんだよね。全て自分の思い通りになればいいのに、と何度も願ったけれど、結局思い通りになったらなったでつまらない人生なんだろうな。何が正しくて何が間違っている、その定義は誰が決めたんだろうか。例えば、好きな人に好きな人が居て 、その関係を崩すのは間違いなんだろうか?どんな結末でも誰かは幸せにはなれないんじゃないのか。気がついた時には全部遅すぎた。

君を肯定する為に、全てを否定しよう

喉の痛みと、胃の痛みが再発した。

 

喉に関しては次の日には治るだろう、を繰り返して2.3週間。マジで1日も治らなかった。咳が酷すぎて眠れない毎日だった。しんどかった。仕事でのプレッシャーで胃が毎日痛んでいた。何をどうすればいいかわからなさすぎて仕事も何もしたくなかった。人と連絡も取りたくなくて、ずっと気づかれないように下を向いていた。胃が痛いことを訴えると嫌味ったらしく毎日毎日、今日は痛くないのとか、わたしはわたしを犠牲にしてまで頑張りたくない。もう嫌だ、そう思った時に大好きなバンドのボーカルが伝えてくれた言葉が頭に浮かんだ。

 

「前向きたくなるまで下向いてればいいと思う

自分のことをなによりも大切にしてほしい」

 

ゆっくり一緒に進んでいこう、と。下向いていいいんだと気がついた。無理にキャパオーバーになるまで詰め込む必要なんてこれっぽっちもなかった。自分のエゴでしかなかった。辛さが溢れてしまったら元も子もない。胃に穴空くよりも全然仕事休んだほうがよくない?永遠にガラガラの声で仕事するより仕事休んで治したほうがよくない?この考えになるまで長かったなあ。彼はわたしのスーパーヒーローだ。そっと受け止めてくれて、この記事のタイトルの君を肯定する為に、全てを否定しようというのは彼の新曲のドゥームズデイというワンフレーズ。

 

わたしを肯定する為に、全てを否定してくれた。

 

11月から東京に引っ越す。今の今までずっと後ろ髪を引かれ悩んでいた。この曲を聴いて、最後の一押しをしてもらった。この人に、ありがとうと伝える為に、行かなきゃいけないと思った。沢山救ってくれたこの人に、目を見て、ありがとうと伝えたい。全てを捨てるわけではない、思い出は静かにしまっていくだけ。帰省するときはタイムカプセルのように全て背負うよ。その度にしまって、背負って。忘れたくないのに忘れようとすることに意味がないことを知ったよ。

 

 

静かに雨が降っている深夜25時半。バルコニーでタバコを吸うことが心地良い。おやすみ。

早くしないと 気が変わる前に

週に3回、必ず友達の家へ泊まりに行く。泊まる気はないけど服貸す?って言われるからノリで泊まっていく。あっちは作業があるから一緒にいる時間はそんなに会話はない。けど前回も書いたように変な安心感があるから心地いい。自分の家のようにくつろいでるから。次来るときの夜ご飯は肉じゃが食べたいなぁと言うと俺も今日おんなじ事思ってた、って言われて久しぶりに何故かきゅんとした。肉じゃがを食べたい気持ちを抑えつつやはりしゃぶしゃぶ食べに行こうとしたけれど時間がなかったためそのまま焼き鳥を食べにフラッとお店に入りハイボールを流し込んだ。会話がなくても気まずくない。お腹いっぱい焼き鳥を食べてコンビニへ行ってタバコを買って帰る。すぐに歯を磨き布団に潜り込むもお互いじゃれ合わなければ寝られないもので、毎回意味わからないぐらいじゃれあってそのまま知らないうちに寝ている。2人してお昼に目が覚めてじゃんけんで買った方がごはんを作る。もう行かなきゃ、もう行くの、これがお決まりになっていて後ろ髪を引かれながら家を出る。おじゃましましたではなく、行ってきます、行ってらっしゃい、それが少しだけ嬉しい。けれど彼はどんどん遠くなっていって知らない彼が多い。けれどみんなが知らない時の彼を知ってることが優越感。知らないでしょ、あんなにかっこよくギター弾くのに、昔は棒立ちだったこと。知らないでしょ、わたしが昔あげた眼鏡をまだ大切に持っていること。知らないでしょ、彼がわたしに気持ちを許してること。

 

ほんの少しの優越感、ほんの少しのやるせなさ。わたしが遠くに行く直前に、気がつきたくなかった。

仕事帰り飲んでたんだ 覚えてたんだ わたしのこと

2.3年振りに遥か昔に好きだった人と顔を合わせた。事のはじまりは久しぶりにステージでギター弾くから見にこない?とのこと。どんな理由であれこの人のギターを弾いてる姿をかっこいいと思えるのは世界で1番の自信があった。高校を卒業した頃からギターを弾いているところを見ていたから。見た目も中身も、どのタイミングで距離が縮まって会うようになったのかもマジで全部覚えてる。変な話、なんでも話せる中だ。長年の仲だから。話が逸れてしまったけれど指定の時間に行けばライブハウスに着いた瞬間出番が終わったらしくて2人して顔を合わせて笑った。そのままご飯に行き、荷物を取りに行き、二軒目へと足を運んだ。いい感じにアルコールが染み渡った時、何故かパチ屋に向かっていた。ジャグラーで4000円負けてやけ酒をするためにこの人の家へ行きミッキーのステテコとチャンピオンの黒いTシャツを借り、酒が足りないと言ってタバコと財布、そしてスケボーを片手に外へ出た。乗り方を教えてもらいながらコンビニへ向かい青色のカゴに2つ、3つとポンポンと酒を入れた。帰り道にスケボーをまた乗ると左半身から思い切り派手に転んで24歳のすることじゃないと笑ったあとに、痛いでしょと心配をしてくれるこの人を横目に見てこういう気を使ってくれるところが好きだったことを思い出した。家に着くと傷口洗いなとタオルを渡してきた。風呂場に入ればローションがあって、そういえばこいつオナニー大魔神だったと記憶を蘇らせて笑いながら傷口を洗った。お酒を飲んで朝まで大富豪をした。知らない間にわたしたち2人は眠りに誘われていた。お昼過ぎに起きたら左半身は激痛。軽いむちうちでまた笑った。外が暗くなるとまたスケボーを片手にパチ屋に向かってた。案の定3000円負けた。レグボしか当たらない。ペカるのに7は揃わない。目押しが下手くそ。全部が面白すぎて帰りも酒を買って帰った。買った酒を全て飲み干しておいで、と手招きされたベッドへと向かってふかふかの布団に沈んだ。じゃれあって気がついたら寝てた。この人は朝から仕事のため一緒に外に出ようとするとゆっくりしてていいよって言われていってらっしゃいをして、腐る程寝て部屋を掃除して鍵を閉めて、ポストのなかに静かに鍵をしまい込んで左足を引きずりながら駅へと向かった。昼寝をして携帯の着信を見るとバイトないなら居ればよかったのに、2.3日も一緒に居たのに居なくなると寂しいって言われてずるいなぁ、また好きになってしまうだろうと思いながら洗濯機にこの少しの気持ちを入れて回した。変な安心感があるのは長い付き合いだから。お互いを知っているから。この2.3日。めっちゃ青春したわ。甘酸っぱすぎた。今は年齢だけ立派な大人になってしまったけど、昔のやんちゃな気持ちを思い出せたよ。ありがとう。いつまでもやんちゃしていこうな。

女の子にだけわかるトーク

いつかのブログだったり、SNSで話したような気もするけれど、去年の夏に彼が食べていたサイダー味のアイスを食べた時にうまくすくえなくて、やるせなくなったことを思い出した。気持ちは無くなってしまったけれど懐かしいな、とは思う。こんな話をうだうだとしたいわけじゃなく。

 

人って不思議だと思う。特定の異性と関係を断ち切ると色んな出会いがある。これ、本当に、必ず。自慢なわけではないけれど自慢に思われるかもしれないからここに書くわけであって、彼とさよならをしてから4.5人ぐらいの男の人に声をかけられるようになった。普通の社会人だったり、大学院生だったり、よくわからんやつだったり。全員年下っていうのが面白い。結局話しが合うのは大学院生で塾の講師のバイトをやってる人。くそ頭良くてこの前飲みに行ったら笑った。1人で旅行とか行ける人で、嫌いな食べ物も一緒で、帰りはちゃんと家まで送ってくれる人。顔もめちゃくちゃにタイプだけどなんかちがうなぁ、感がお互いにある。まぁでもわたしの内面を見てくれる人なので嫌な人ではないんだろう。普通の社会人の人はわたしの容姿だったりを面白おかしくいじってくる人だったのでもう連絡は取ってないしなんかイケイケの人も地雷っぽいから連絡もほどほどにして今後会うとかはない。結果的には大学院生が一番楽。どんな人でも年下ということで引っかかるのでこれはもはや呪いなのかもしれん。笑う。

 

好きとか、嫌いとか、そんな感情がよくわからない。感情がバグってる。

 

この前髪の毛をメンテナンスしに美容室に行った。みゆちゃんなんでも似合うね、と大好きな美容師さんが言ってくれた。こうやって嘘でも褒めてくれるとわたしも前向きに生きれる。美容師さんに最近どう?しんどいことあった?大丈夫?と聞かれてこの1年間のことを話したけれど、良いことも悪いこともきちんと伝えてくれる人なのでこの人に一生髪の毛任せよってマジで思った。みゆちゃんは幸せになれるよ、そのためにもいい人見つかったら俺に見極めさせてね、って笑って言ってきて大好きだなって思った。どこかで辛いことだったりしんどいことがあったら話を聞いてくれる人もいるし支えてくれる人がいるんだなって実感したここ最近。

 

あぁ、それと。

大学院生の人がお会計の時に俺が社会人だったらお金なんて出させないのにかっこ悪くてごめん、と謝ってきた。わたしはチョロいから好きってなった。これも笑う。これをみんなに言うときっと口を揃えてじゃあ奢れよって言うんだろうな。わたしは実行するかどうかよりも思ったことを伝えてくれる人が好きなのでこれでいい。

 

スタジオ、バンド練、などの自分の好きなものに一直線な単語が大好きだ。一番好きな単語はデートしよ、だけどね。何年も言われてねぇけどな。夢ぐらい見させてほしい。そんな時に聴く歌が夢見る15歳。もう24歳だけど。この歌を聴いたあとにハッとして夢見た15年を聴くと死にたくなる。さすがに普通の人間でそこまで夢は見れねぇわ。だからこそアイドルは最高。結論的に何が言いたいかというと、胃が荒れてすごいよってこと。ちょっとすっきりした。おやすみなさい。

ふわりと、ゆらりと、一歩一歩が重くて軽いような気がする。いい意味でもなく悪い意味でもなく。ふとした時、やることがなくなった時、不思議と考えてしまうんだけど、引きずってるんだろうなぁ。一緒に歩いた道も過ごした部屋も、全てが綺麗なわけではなかった思い出がふつふつと溢れ出てきて、好きだったんだな、好きなんだな、と嫌でも実感してしまう。色に込められた気持ちだって、全てが全て彼のためだった。絡めた指の先から感じる体温が心地よかった。抱き締めてくる時の力強さが痛くて、幸せだった。笑った時のくしゃくしゃな笑顔が愛おしかった。寝ている時の幼い寝顔に触れたかった。あぁ、とんでもなく好きなんだなぁ。もう指先に触れることもないし抱き締めることもないし笑い合うこともその寝顔を眺めることも、全てできないのか。どうかわたしの知らないところで幸せになってね。

 

 

 

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